会長 濱田武夫インタビュー

会長 濱田 武夫

 日本製鉄株式会社尼崎製造所プラント配管工歴47年。皆が一目を置く重鎮「会長 濱田武夫」は洗いざらしの作業服で「いつも通りで何が悪い」と言わんばかりにインタビューに入ってきた。

  日焼けした肌に鋭い眼が印象的で、無造作に置いてあったパイプ椅子を持って来てゆっくりと腰かけた。「頼みます」そう言うと、ギロッとこちらを見てから優しく微笑んだ。

 斜め上を見上げてから「濱田武夫」は話し出した。

  • 『生涯現役、技術研鑚あるのみ』
  • 『経験が長くても壁にぶち当たらないと技量は上がらない』
  • 『わたしは、これからも挑戦し続ける』
  • 『プラント配管工は工場の安全を維持するために不可欠だ』
  • 産業基盤の安全は私たちプラント配管工が守っている』
  • 『難しい現場こそが職人としての醍醐味だ』
  • 唯一気がかりなことは若手が育っていない。熟練ばかりが残ってしまった。

 インタビュー中メモを取ることも忘れ『濱田武夫』の魅力にどっぷり飲み込まれた。プラント配管工の仕事は男達のプライドと技術の結晶だった。

 『今日はありがとう。よろしく頼みます。』そう言って深く頭を下げる姿に「鬼の濱田」と呼ばれる威厳とプラント配管工としての誇り、そして職人としての後進を想う優しさがあった。

「濱田武夫」は後進の育成、「チーム濱田」のさらなる飛躍に全力で挑戦する。